この大統領令の注目すべき点としては、合法的に押収された暗号資産をもとにした国家デジタル資産備蓄の創設を検討する方針であり、トランプ大統領が選挙戦で掲げた「ビットコイン国家戦略備蓄」の構想にもとづき、米政府が押収した資産を活用して国家的な備蓄を形成することが想定されていることだ。
国家デジタル資産備蓄の創設、米国の経済的及び技術的リーダーシップを強化する国家戦略の一環と位置付けられており、デジタル金融技術の国際的競争力を高める狙いがある。
さらに、大統領令ではCBDC(中央銀行デジタル通貨)の導入を明確に否定し、米国民を過度な政府管理やプライバシー侵害から保護する意図を示していることも注目すべき点だろう。これにより、民間の暗号資産市場が健全に発展する環境を整えることが目指されている。
一連の報道によりトランプ政権は引き続き、暗号資産業界に友好的な政策を掲げていることが明確に示された。特に前政権下で進んだ厳格な規制からの脱却を目指し、業界の成長を後押しする意図は一定の支持を集めている。
今後、作業部会の提案内容や政策の実行状況に注目が集まり、米国の暗号資産市場における競争力がどのように変化していくかが問われる。
参考:THE WHITE HOUSE
画像:Shutterstock
関連記事
トランプ大統領、就任式でビットコインに言及せず 大統領令署名は明日以降か
米ワイオミング州、ビットコイン準備金実現に向け法案提出