イーサリアム(ETH)共同創設者のヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏は7日、自身に送られてきたミームコイン・ムーデン(Moodeng)を交換して得た308ETHの一部を、空気感染症疾患患者を支援するカンロ慈善団体に全額寄付したと発表した。
売却したのは10億Moodengで、約1.8億円に相当する。ブテリン氏のウォレット「vitalik.eth」にはまだ400億Moodengが保有されている。
ブテリン氏は改めて、「自分に送られたミームコインはすべて慈善団体に寄付されるだろう」と述べた。同時に、「プロジェクト作成者はトークンを直接慈善団体に寄付するか、人々が自分のお金がどこに行くのかを追跡できるようにDAOを作成すべきだ」と付け加えた。
ブテリン氏はXの投稿で、「供給量の一部を直接慈善団体に寄付するすべてのミームコインに感謝する。私に送られてきたものはすべて慈善団体に寄付される(Moodeng、ありがとう!今日の10Billion分は空気感染防止技術に寄付されます)」とコメント。
続けて「本当はみんなが直接慈善団体に送った方がうれしい。DAOを作成して、コミュニティが直接決定とプロセスに参加できるようにしてもらえればと思う。以前にも言及したが、ミームコインにとって最も良いことは、それが世界にとって最大限のプラスの利益をもたらすことだと私は考えている」と述べた。
ミームコインのムーデンは同名の話題となっている、メスのコビトカバに由来している。タイのカオキアオ動物園で育てられており、その愛らしい外見と一見攻撃的な性格から人気を博している。
暗号資産データサイト・CoinGeckoによると、ムーデンはブテリン氏の言及から過去24時間で500%近く高騰したが、その後に上昇幅を縮小し、現在約0.105ドル(約15円)で取引されている。
ムーデン開発者らは9月に初めて発行された際に、その供給の一部をブテリン氏に送り、10月5日ブテリン氏はほかのトークンと共に、50,000ドル(約735万円)相当のムーデンをイーサリアムで売却した。
ブテリンの言動がミームコインの価値を上下する
ブテリン氏は柴犬(SHIB)によって最初に普及したマーケティングの戦略として、定期的にミームコインやトークンを受け取っている。DEXToolのデータによると、ミームコインの7日間の上昇率は2,700%を超えた。
参考:Vitalik Buterin
画像:Shutterstock
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