
DeFi(分散型金融)にはさまざまなユースケースが存在する。以下はそれぞれの用途において代表されるサービスだ。
DEX(分散型取引所)
代表例:Uniswap、SushiSwap
従来の暗号資産(仮想通貨)取引所とは異なり、ユーザーが自らの資産を取引所に預けるのではなく、ウォレットを接続することで直接取引を行うことができる。自動マーケットメイカー(AMM)の仕組みを活用し、価格決定と流動性供給がアルゴリズムによって自動化されている。
レンディング(貸付)
代表例:Compound、Aave
ユーザーが暗号資産(仮想通貨)を預け入れることで利息を得たり、担保を差し出して資金を借りることが可能。スマートコントラクトを通じて返済条件や清算条件を自動管理することで、公平な金融取引が成立している。
リキッドステーキング
従来のステーキングは、ブロックチェーンの管理・運営に参加することで報酬を得る仕組みだ。一方、リキッドステーキングは特定の暗号資産(仮想通貨)をDeFiサービスに預け入れることで、代替トークンを得ることができる。
この代替トークンは預け入れた基本的に暗号資産(仮想通貨)と1:1の割合で受け取れることができ、そして自由度高く取引・運用を行うことができる。
イールドファーミング
イールドファーミングは、DeFi(分散型金融)サービスにおいて、取引の流動性を提供することにより報酬を得られるものだ。DeFi(分散型金融)を活用した高い利回りを得られる資産運用手法として知られている。
流動性を提供するということから、基本的には対象となる暗号資産(仮想通貨)を2種類預け入れることとなる。たとえば、自分がイーサリアム(ETH)とUSDコイン(USDC)を保有しているとするならば、「ETH/USDC」のペアを選択し、この両方を預け入れるといった形だ。