
ビットコインの発行枚数と上限
ビットコインの発行上限は2,100万BTCです。2025年3月現在、すでに約1,900万BTCが発行されており、残りの発行可能枚数は約200万BTCです。この残りのビットコインは、マイニングによって徐々に発行されていきます。
ビットコインの発行メカニズム(マイニング)
ビットコインはマイニングと呼ばれるプロセスを通じて新規発行されます。マイニングとは、取引を検証し、その取引履歴を1つのデータ(ブロック)にまとめ、ブロックチェーンに保存する作業です。
この作業は、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)というコンセンサスアルゴリズムを用いて行われます。マイナーは、大量の電力を用いて複雑な数学的問題を計算し、あたらしいブロックを生成することで、その報酬として新規発行のビットコインを受け取ります。
ビットコインの半減期と発行速度の変化
ビットコインの新規発行枚数は、約4年ごとに訪れる「半減期」によって変化します。半減期とは、マイニング報酬が半分になるイベントのことで、最初の半減期は2012年に発生し、ブロック報酬は50BTCから25BTCに減少しました。その後、2016年に25BTCから12.5BTC、2020年には12.5BTCから6.25BTCに減少しました。
直近では、2024年の半減期によって報酬は6.25BTCから3.125BTCに減少しています。次回の半減期は2028年頃を予定しており、報酬は3.125BTCから1.5625BTCに減少する見込みです。
このように、半減期によって新規発行の速度が減少し、最終的には2140年頃に最後のビットコインが発行されると予測されています。