後半では、GUILD株式会社代表の小宮滉氏がモデレーターを務め、最先端領域で活動する学生団体代表や事業開発者、エンジニアを交えたトークセッション「AIとWeb3の未来予想図」が行われた。
人間がAIに代替されつつある過渡期において、現場の第一線に立つプレイヤーたちはどのような視点やマインドセットを重視しているのだろうか。
パネリストたちは、実務や研究においてすでにAIを「完全にワークフローに組み込む」レベルで活用している。
AIやWeb3.0、XRの学生テックコミュニティ「Neurabit(ニューラビット)」を創設し代表を務める慶應義塾大学の中根和俊氏は、3D開発ソフト「Unity」でのC#スクリプト生成や、企業のフォーマットに沿った資料作成に「ClaudeCode」などのAIエージェントを導入し、長期インターン先での業務をほぼ完全自動化していると明かした。

また、ステーブルコイン対応のクレジットカード「Slash Card」を提供するSlash Visionの矢野大雅氏は、マルチモーダルAIの活用により「文系人材」の可能性が劇的に広がっていると指摘する。

その上で、矢野氏は現場におけるAIエージェント・ツールの活用例として下記をあげた。
・Manas AI・Genspark:画面を自動操作させ、メディア取材用の資料を1日で作成。
・Loak(ローク):iOSのネイティブアプリをノーコードで直感的に構築し、エンジニアを介さず1日で高品質なデモアプリを完成させる。
・OpenArt:絵コンテから3D空間の映像を切り出し、プロモーションビデオ(PV)をAIで内製化。
アイデアさえあれば「誰でも即座に形にできる時代」が到来しており、人的コストの低下はベンチャーやスタートアップが既存の壁を突破する大きな武器になりつつある。