2024年の暗号資産市場は、米国でのビットコイン現物ETF承認を起点として大きな盛り上がりをみせた。そんな2024年を彩った出来事を、Iolite(アイオライト)編集部独自の目線で振り返る。
2024年の出来事を振り返るべく、今年もIoliteにおいて「特に閲覧された特集記事」5本のほか、編集部が選んだ「重要ニュース記事」5本を紹介する。
Iolite年間特集記事ランキング
1位:SBI VCトレード・仮想NISHIが語る暗号資産市場に関連する「クリプト3条件」とは——
X(旧Twitter)のフォロワー数80,000を超えの高い知名度を持つインフルエンサー仮想NISHI氏。「正しい知識がリスクを減らす」という彼の発信は初心者からプロの投資家まで幅広い層に支持されている。2024年5月の取材で語った市場動向に関する予測を、今日に至るまで的中させており、ある種の予言書のような記事となっている。記事はこちら
2位:暗号資産(仮想通貨)の種類一覧! 国内で取引できるおすすめ銘柄や将来性は?
暗号資産(仮想通貨)はビットコイン(BTC)を始め、数多くの種類があり、世界中で24,000種類以上も存在する。主に、日本国内で取引できる代表的な暗号資産を一覧で紹介する。暗号資産で資産運用を始めようと思う方は、暗号資産への知見を深めるために活用いただけるだろう。記事はこちら
3位:【HeyGen(ヘイジェン)を徹底解説】機能や料金、使用時の注意点など AIによる多言語同時通訳もまもなくか——
AIを活用した動画生成プラットフォームで、簡単に高品質なアバター動画を作成可能なHeyGen。リアルなリップシンク技術と多言語対応を備え、マーケティング、教育、プレゼンテーションなど多用途で利用され始める注目の動画生成ツールだ。記事はこちら
4位:Winnyを開発した天才プログラマーはなぜ逮捕されたのか?
一部ではビットコインのホワイトペーパーを作った人物「サトシ・ナカモト」は、金子勇氏なのではないかと噂されるほど時代を先取りしすぎた開発者は、ファイル共有ソフト「Winny」の開発をきっかけに、「著作権侵害行為を幇助した共犯容疑」に問われ逮捕される。金子勇とは一体どんな人物なのか、Winnyとはどのようなソフトウェアだったのか、本記事では深掘りしている。記事はこちら
5位:バーチャルモデル「imma」とは何者なのか 彼女が語る現代の 「あたらしいリアル」とは—
フェラガモ、バーバリー、ポルシェなど誰もが知るブランドのモデルとして活躍する、ピンクのボブヘアがトレードマークのバーチャルヒューマン「imma」。本記事では、彼女の魅力や活動の裏側に迫るインタビュー形式の取材を行った。デジタルとリアルが交錯するあらたな時代のアイコン像を探る。記事はこちら
編集部が選ぶ「2024年重要ニュース」
・SEC、ビットコイン現物ETFを初承認 ブラックロックなど11件が上場へ(01/10)
SEC(米国証券取引委員会)は1月11日、複数のビットコイン現物ETFを承認した。トランプ氏の大統領選勝利によって、暗号資産に対する規制の緩和への期待と「デジタルゴールド」としてインフレヘッジの役割を市場が認知し始めたことも相まって、ビットコインの価格は年初から一時240%を超えるパフォーマンスを出している。ETFの承認は暗号資産業界にとって画期的な出来事であり、市場への機関投資家参入が一層加速すると期待される。記事はこちら
・OpenAIが新型AI「GPT-4o」を発表 処理速度2倍に(05/15)
2022年に対話型AIとして公開された「ChatGPT」は、一連の生成AIブームを巻き起こすことになる。生成AIブームの真っ只中に「GPT-4o」は登場し、個人や企業の生産性向上ツールとして採用され、ライティング支援、プログラミング、教育、マーケティングなどで広く活用されるようになった。AIツールの普及がビジネスの効率化をさらに推進すると期待されている。記事はこちら
・DMM Bitcoinから482億円相当のビットコインが不正流出(05/30)
DMM Bitcoinは5月31日に4,502.9BTC、当時の価格で約496億円相当のビットコイン(BTC)の不正流出が判明したと発表した。数日後の6月5日にはグループ会社からの借入や増資で550億円を調達。顧客への全額保証に向け調達した資金を使用した。大規模な流出事件にもかかわらず、DMM Bitcoinは迅速に顧客保護策を講じたことで、市場から一定の信頼を維持した。記事はこちら
・マウントゴックス、債権者への弁済実施 暗号資産価格は大幅下落(07/04)
2014年に破綻した暗号資産取引所マウントゴックス(Mt.GOX)が7月5日、ビットコイン及びビットコインキャッシュ(BCH)の弁済を実施したと明らかにした。マウントゴックスによる弁済が実施されたことで、暗号資産市場では警戒売りが先行し、全面安となったものの、10年の歳月を経たビットコインの価格はそもそも値上がりしており、弁済時点で利確をする層は限定的であったとされている。記事はこちら
・ビットコイン、歴史的な節目となる10万ドル到達(12/05)
12月5日、ビットコインが大台となる10万ドル(約1,501万円)に到達。トランプ次期政権への期待感に加え、米国におけるビットコイン現物ETFのオプション取引開始されたこと、さらには、インフレリスクや地政学的リスクの高まりが安全資産としてのビットコインの需要を押し上げる要因となった。記事はこちら