特集記事

新NISAの落とし穴 銘柄選定や気を付けるべきポイントを徹底解説
「つみたて投資枠」「成長投資枠」など、新NISAの変更点を解説
2024年1月から始まる「新NISA」。非課税保有期間の無期限化、投資可能期間の恒久化など、長期的な運用がさらにできるのが大きな特徴だ。
従来のつみたてNISA、一般NISAが「つみたて投資枠」「成長投資枠」になり、年間投資可能額・生涯投資上限額が大きく引き上げられた。一見すると利便性が向上した格好だが注意点はないのだろうか。ここでは2人のマネーライターに新NISAについて語ってもらった。

Web3.0がアイドル業界を大きく変える 業界の“ピラミッド構造”やビジネス形態を徹底解説
地上、地下、Web3.0アイドルまで登場!
移り行くエンタメの華は、これからどうなる?
昭和の主役はアイドル歌手、グループアイドルが台頭した平成、そして誰もがアイドルになれる令和。時代の移り変わりとともに、日本が誇るエンタメの華・アイドルも進化し続けている。
Web3.0アイドルと呼ばれるジャンルまで生まれた業界は、今後どうなっていくのだろうか。

ドコモ・KDDI・ソフトバンクといった携帯大手キャリアと新興勢力のWeb3.0・AI動向
DAO、トークンエコノミー、取引所、ウォレット……
”競争”に突入した大手携帯キャリアそれぞれの戦略は?
最新のテクノロジー、そしてあらたなビジネス競争の舞台として注目されているWeb3.0とAI。これまでも熾烈な争いを繰り広げてきた携帯キャリア各社も、この領域に進出し始めている。
新時代のビジネス領域で、ブルーオーシャンを切り開くのは果たしてどの企業になるのか。

Sensibility「蓋が外れた瞬間」——Iolite vol.5 編集後記
Editor’s Note
「蓋が外れた瞬間」
9月13日、11月発売号の撮影とインタビューがあった。感動を原稿に落としたくて、当日の夜に熱を帯びたまま、この原稿を書いている。

クリプトYouTuber・Joe Takayamaが新ファンド組成 経緯とビジョンを独占取材
インフルエンサーがファンドを組成
国内Topクリプトインフルエンサーの次なる一手
YouTube登録者数約10万人を誇るクリプトインフルエンサーがWeb3.0領域での活動を加速させる。自身の経験をもとに、これまでに数々の動画コンテンツ等を世に解き放ってきたJoe Takayama氏。
はたして、Joe氏とはどのような人物で、自らが組成するファンドはどのようなものなのか。徹底的に深掘りしていきブルマーケットに向けた戦略を紐解く。

政府も推進するDX 注目のDX関連銘柄3選
コロナ禍で加速したDXだが、実際にテレワー クやテレビ会議の浸透でIT技術による業務効率化を実感した投資家も多い。
DXは今やビジネスにおいて必須で、顧客との関係や組織運営、働き方、デジタルを活用したビジネスモデルの創出にまでDXの市場は拡大した。
そして、政府もDX推進を今後も推奨していくことから、DX関連の事業者 は大きなビジネスチャンスとなるだろう。
DX市場は今後も拡大していき、国内外で製造や金融業界の成長が市場拡大を牽引していくと予想される。 DX関連銘柄は今後しばらく注目すべきトレンドの 1つといえる。
※ページ内の表内データは2023/11/10時点のものです

AI等の導入で生産性の向上が著しい物流銘柄3選
物流業界の課題として、ドライバー不足や燃料高騰などがあげられているが、物流システムやAIなどの導入から生産性向上がリスクファクターを超えると期待されている。
また、共同配送やトラックから、鉄道や船舶に切り替えるモーダルシフトも有効な施策に。
さらには、自動運転やドローンなどのあたらしいテクノロジーの導入についても、官民一体で実証実験が進められており、着々と実現の方向に向かっている。
物流業界は今後も高い需要をキープしたまま推移していくことが想定される。
※ページ内の表内データは2023/11/10時点のものです

注目の半導体関連株 2024年に注目すべき銘柄とは——
これまで半導体業界の景況は短期的に好況・不況の波を繰り返してきたが、コロナ禍においても自動車メーカーでは半導体不足による減産・操業停止になるほど、高い成長が続いている。
世界各国の新工場の稼働時期は2024年頃となっていることから、2024年問題が取りざたされているが、IoT・AI・5G・ビッグデータ活用など、世界中でデジタル社会への移行が進んでいるため、中長期的な視点からみて半導体の需要は高い。
今後10年で100兆円規模になると指摘されるだけに、仮に2024年問題で半導体関連銘柄が大きく売られた。
※ページ内の表内データは2023/11/10時点のものです

佐々木俊尚の考える「マスメディアの未来」 Tech and Future Vol.4
「情報の伝達」という部分においては
マスメディアがなくても完結している
Transfer of information
佐々木俊尚氏にテクノロジーと社会の未来を訊ねる連載企画。
今回のテーマはマスメディア、そして新聞やテレビの「未来」

話題の撮影して稼ぐゲーム「SNPIT(スナップイット)」など、注目の3タイトルをレビュー ブロックチェーンゲームレビュー Vol.5
ブロックチェーンゲームの未来は
XtoEarnか、ハイクオリティ路線か?
Industry review 2024.1
2022年上半期に流行したSTEPN以降、Web3.0業界全体を巻き込むようなブロックチェーンゲームはまだ生まれていない。それでも、ブロックチェーンゲームの新作タイトルは次々と誕生しており、数億・数十億円規模の開発費用を投じる大作が、2023年下半期から徐々にテストプレイを開始している。
一方、2022年に大ブームとなったSTEPNのように、何らかの行為に稼げる要素を追加した「XtoEarn」ゲームも引き続き話題になっており、次ページで紹介する「SNPIT(スナイプイット)」もその1つ。2つのアプローチのどちらが勝利するのか、2024年にはその結果がみえてくるはずだ。

NFTを活用した「流通革命」 株式会社チケミー チケ男 | GIANT KILLING Vol.4
日本初のNFTチケット販売プラットフォーム「チケミー」と若きCEOがデザインする「流通革命」とは?
——「チケミー(TicketMe)」というサービスを改めて教えてください。
チケ男:チケミーは“モノと権利のマケプレアプリ”というコンセプトで、あらゆるモノやサービスの利用権をチケット化して売り買いできるマーケットプレイスです。
現状はイベント券のやり取りで多くご活用いただいていて、ホリプロさんとか東宝さんのような日本のナショナルクライアントの方々のVIP席を、NFTチケットとして販売いただいております。

目まぐるしく発展するAI領域 これから重宝されるスキルと人材とは| 編集部オススメの最新本・書籍 Vol.5
最新テックは「文系」こそリードできるという矛盾
トレンドが移り変わる速度が異常に早い時代で、いかに生き残りをかけてビジネスシーンで戦っていくか?その答えは「本」のなかにあるかもしれない
“AIに仕事が奪われる”という予測は、ずいぶ ん以前からささやかれていたが、一方で「AIプロンプトを扱うのは理系より文系が有利」と語る識者も登場している。最新テックはこのようにしばしばシンギュラリティを起こし、世の中を混乱させることがある。
真実はどれか?中長期の動きはどうなるか?私たちは混乱に陥らないために継続的な「知のインプット」が常に必要なのだ。ただし、その更新速度は日々とんでもなく加速している。

次世代技術がエンタメ業界を変える! 最新Web3.0活用事例をピックアップ
NFT、トークン、メタバース、Web3.0がエンタメ業界を変える
メタバースやNFTなどの次世代技術が、エンターテインメント業界で活用され始めている最新テクノロジーとの融合で、エンターテインメントはどう変わるのか。
あらたな技術の登場で変わっていく、エンタメの未来像を考えてみよう。
近年、Web3.0と呼ばれる概念とエンターテインメントを組み合わせたサービスやプロダクトが次々と誕生している。なぜエンタメとWeb3.0の融合が進んでいるのか、それによってどのような価値が生まれるのかについて考える前に、実態が掴みにくい「Web3.0」という概念について先に解説しておこう。
Web3.0とは、ブロックチェーン技術を基盤として特定の企業や管理者に依存せず、個人に関するデータを非中央集権的に管理できる次世代インターネット及び概念の総称である。

サムライ・ギタリスト MIYAVI ギターとの出会い、挫折と苦悩の先で掴んだMIYAVIらしさに迫る—
世界中から注目を集める日本人アーティストMIYAVI
挫折と苦悩の先に見出したアーティストとしての役目と在り方——

注目の経済アナリスト・馬渕磨理子 銘柄選定のポイントや今後の経済予測を語る
メディアで大人気の経済アナリストに、投資初心者がステップアップするためのヒントを聞く。
——投資に興味を持っていても、実際に始めるとなるとハードルが高く、難しいもののように感じてしまいます。そこでまずは、投資初心者から徐々にステップアップしていく方法について教えてください。
馬渕:最初にお伝えしたいのは、「NISAで毎月コツコツとインデックス投資をしている」だけでも立派な投資家ですよ、ということですね。世の中には、個別株・債権・FX・暗号資産など、多くの投資対象があるので、そういったものに投資をしないと「自分は本当の投資家じゃない」と思ってしまう初心者の方が、実は多いんです。

ビットコイン相場の肝は「3~4月」 相場を追う上で重要な2つのポイントとは—— 楽天ウォレットシニアアナリスト・松田康生
2021年、2022年のビットコイン価格を的中させた市場予想のスペシャリストが今後の相場動向を語る。
——現在の世界情勢や金融情勢等を踏まえて、今後の暗号資産市場の動向をどのようにお考えでしょうか?
松田康生 ( 以下、松田 ):ビットコインに限らずマーケットにおける価格変動の要因となるのは需給バランスです。ビットコインでいえばすでに発行枚数は2,100万枚と決まっていて、来年には半減期を迎えて発行スピードが半分になります。
私個人としては、供給面を踏まえてこれから来年3月から4月にかけて4〜5万ドルほどまで上昇するとみています。現在価格(11月1日時点)でみると2割から5割ほど上昇するイメージですね。

2024年投資黄金時代に備える 注目のキーワード4選
投資先として注目の4つのキーワード
2024年から始まる新NISAの影響もあり、貯金から投資へと人々の関心は移りつつある。
各証券会社もこの機にさまざまなキャンペーンを通して、投資環境をより良いものにすることに注力し、これまでよりも一層、投資に関する環境は開かれ馴染みのあるものに移り変わっていくことが予想される。
本記事では、Ioliteが厳選した2024年さらに注目を集める4つのキーワードの現状と今後をみていこう。

ChatGPTを活用する企業の株価動向 有識者の考察と共に2024年注目すべき銘柄をみつけよう
近年のAI技術の急速な進化により、さまざまな分野でAIが導入され、さらにChatGPTの登場で生成AIへの関心が爆発的に高まっている。
Microsoftの検索エンジン「Bing」、Googleの対話型AI「Bard」なども追随、今後は生成AI認知の高まりとともに、競争が激しくなることが予想される。
ChatGPTは万能型のAIツールだが、市場にはそれぞれのタスクを専門とする特化型AIツールが多数ひしめき合っている。
今後も高い成長性が 期待されることから、リスク分散には注意をしながらも、ワクワクするような資産運用にチャレンジできると期待される。
※ページ内の表内データは2023/11/10時点のものです

投資信託の重鎮 澤上篤人が語る 本当の長期投資とは——
日本の長期投資の重鎮が警鐘を鳴らす
来たるべき大暴落と短期志向の投資、日本の投資界の今後
——投資信託の業界には、パンデミックや紛争等の地政学的要因の影響はありましたか?
澤上篤人(以下・澤上):基本的には何も変わらなかったといえます。日本の投資信託そのものは業界としては大きく、購入できる公募投信のファンド数は6,000本を超えています。
あくまでこれは日本の投信信託に関してですが、日本の投資信託業界では投信会社が販売のために投資信託を行っているので、乱暴ないい方をするとどこかでパンデミックが起こったり、どこかで紛争が起こってもほとんど関係ないのです。

あたらしい経済編集長・設楽悠介が語る、AI時代の働き方と暗号資産業界の課題とは——
ビジョンを叶える「畳み人」設楽悠介
常に“あたらしい”に挑戦する名物編集長は
今の「暗号資産」「web3」に何をみているのか
——現在のキャリアに至るまでの経緯をお聞かせください。
設楽悠介(以下、設楽):学生の頃は編集プロダクションで雑誌の編集を、その後で毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)に新卒入社して広告営業をしました。そして25歳に時に幻冬舎に転職しました。
幻冬舎では営業局を経て、デジタル系の新規事業を担当するコンテンツビジネス局という部署を作りました。そこで電子書籍事業や、オウンドメディア事業、コンテンツマーケティング事業などを立ち上げました。

ビットコインは現物ETFと半減期を意識した動きに | マネックス証券・松嶋真倫
暗号資産の市場動向
[10月の振り返りと12月の相場展望]
2024年はビットコインの半減期も意識されるため下げ幅は限定的?

OKCoin Japan COO・八角大輔が振り返る「2023年の暗号資産業界とOKCoin Japanの展望」
暗号資産の業界動向
皆様初めまして。オーケーコイン・ジャパンの八角大輔です。
今般、暗号資産に関する動向などに触れていく連載を持たせていただく運びとなりました。今後、Web3.0関連トピックや当社サービスについて触れていきますので、よろしくお願いいたします。
当社はブロックチェーン事業をグローバ ル展開するOK Group日本法人で、暗号資産の取引サービス「OKCoinJapan」を運営しています。
連載初回はOKCoinJapanについてIolite編集部様にインタビューをしていただきました。

預けるだけで暗号資産が増えるステーキングとは?コイントレード(CoinTrade)の年率と銘柄数に注目!
近年、暗号資産(仮想通貨)の種類が豊富になるにつれ、その運用方法も多様化しつつある。なかでも、ステーキングは初心者でも簡単に暗号資産を増やせる資産運用方法として注目を集めており、年々ステーキングサービスを提供する国内暗号資産取引所も増えてきた。
そこで今回は、そもそもステーキングとはどのようなもので、どれほどの利回りが期待できるのか。また、サービスを提供している暗号資産取引所としてコイントレード(CoinTrade)の特徴や、サービスの利回りなどを解説していく。

【ビットコインETFを徹底解説】特徴やメリットデメリット 気になる承認時期はいつ?
ビットコインETFとは?
ビットコインETF(Exchange Traded Fund)とは、証券取引所で売買が可能な上場投資信託の一種で、暗号資産(仮想通貨)のビットコインの価格と連動するように設計されている。
◉「編集長Focus」
次世代テクノロジーや金融・経済のトピックを題材とするビジネス誌、「Iolite(アイオライト)」の編集長が、今話題のトピックと最前線を追います。

バイナンス・CZ辞任は「一時代の終焉」 玉座を狙い訪れる新時代
衝撃を与えたバイナンスCEO・CZ氏の辞任
11月22日、暗号資産業界に衝撃的な一報が轟いた。バイナンスの創業者にしてCEOのCZ(チャンポン・ジャオ=Changpeng Zhao)氏が、辞任を発表した。
バイナンスといえば、世界最大にして最も著名な暗号資産取引所として知られる。暗号資産の現物、先物取引どちらにおいても世界トップ水準で、世界各国で1億5,000万人以上のユーザーを抱えるなど、まさに「業界の盟主」といえる存在だ。
そんなバイナンスを立ち上げ、業界のリーディングカンパニーにまで成長させた人物の突然の辞任。驚かなかった者などいないだろう。
CZ氏は辞任を発表した際、「私は間違いを犯した」と語った。つまり、責任を取る形での辞任となったわけだ。

AIを悪用して作られる「ディープフェイク」 巧妙に作られた偽物が人類の思考をも支配する
ディープフェイクがもたらした騒動の数々
近頃、俳優の加藤清史郎氏、女優の蒼井優氏、山本美月氏らが「れいわ新選組」と山本太郎代表を支持するコメントをしていたとのフェイクニュースが拡散し、事務所と政党が「まったくの事実無根」であると否定する騒動に発展している。
問題となったフェイクサイトは「れいわ新選組」を名乗り、3名がそれぞれ山本太郎代表を支持しているとコメントしている。蒼井優氏は「私はれいわ新選組の政策に共感します。山本さんは、若者に対して、真摯に向き合ってくれています。私自身も、太郎さんのように、社会に貢献できるよう、これからも努力していきたいと思います」というコメントを掲載されていた。あたかも本人が語ったかのようなコメントだった。

AIに美意識はあるのか? 過熱と流行により取り残されつつある疑念
—はじめに
ファッションのトレンドは、あらかじめ決められている。国際流行色委員会の加盟国17ヵ国が5月に2年後の春夏、11月に2年後の秋冬カラーを決定している。つまり、今から2年後の春夏のカラーというトレンドは決定されているということだ。
一方で、ユーキャンが行なっている流行語大賞にノミネートされる流行語をみると、全てのトレンドが事前に決められた枠組みのなかで造られていくものではないこともわかる。
今年ノミネートの「蛙化現象」は、グリム童話の「かえるの王さま」が由来のようだ。1,800年代に造られた物語は形を変えてZ世代にうけている。
ほかにも、生成AIやChatGPTはあたらしいテクノロジーとして、その操作性と技術力が故に多くの人が認知、活用することとなりノミネートに至るまで認知が広がった。トレンドには、事前に決まっているものとそうでないものがあるようだ。
◉「編集長Focus」
次世代テクノロジーや金融・経済のトピックを題材とするビジネス誌、「Iolite(アイオライト)」の編集長が、今話題のトピックと最前線を追います。

OpenAIやGoogleとのAI戦争に挑む「Grok」 イーロン・マスクが使う2つの“武器”
イーロン・マスク氏のAI開発企業「xAI」は今月4日、AIボット「Grok」を発表した。ChatGPTに匹敵する機能を持つという触れ込みだ。GrokはxAI社の最初の製品で、現在は限定された米ユーザーにパイロット版が提供されている。

誤報に躍る暗号資産市場 これからのメディアのあり方と存在意義とは——
—はじめに
自身もメディアに身を置く者として、このような内容で原稿を書くことは気が進まない面もあった。ただ、一端の編集者としても、Webメディアや出版業界に携わらせてもらっている者としても、メディアを運営する上で考えていることについて、表現することは許されていると認識しており、今に至る。
この文章は組織を代表するモノではなく、私個人が考えていることであるということを汲み取っていただき、読み進めてもらえれば幸いだ。また、特定の組織や個人に対して批判的な意見を向ける意図もないことはご理解いただきたい。
◉「編集長Focus」
次世代テクノロジーや金融・経済のトピックを題材とするビジネス誌、「Iolite(アイオライト)」の編集長が、今話題のトピックと最前線を追います。

“黄金の1ヵ月”を過ごしたビットコイン 次章は波乱傾向の強い11月へ
今年も早いもので残り2ヵ月となった。世間の目は早くも来年の動向に移っていることだろう。
暗号資産市場でいえば、来年はビットコイン(BTC)の半減期を控えている。その前に、10月にはSEC(米証券取引委員会)がビットコインの現物ETFを承認する可能性が高まったことで、市場は盛り上がりをみせた。
ビットコインの半減期前後約1年は価格が上がりやすい傾向にあることも踏まえると、いよいよ機関投資家を含め仕込み時が本格化し始めたといえる。
10月はビットコインにとって“黄金の1ヵ月”

大阪万博キャッシュレス化 垣間見える日本の思惑と万博の課題——
—はじめに
2025年4月13日から10月13日に開催が予定されている大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)。外務省によれば、世界の153カ国・地域及び、8つの国際機関が参加を表明しているという。
「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマで行われる本万博は、世界規模の文化祭といっても過言ではない。
会場の大阪ベイエリアに位置する「夢洲(ゆめしま)」という人工島には、2,800万人を超える入場者数が予想され、万博後には「大阪IR構想」によってホテルや商業施設が誘致される予定だ。万博によって生まれる経済波及効果額は、2兆円以上になると予想されている。
◉「編集長Focus」
次世代テクノロジーや金融・経済のトピックを題材とするビジネス誌、「Iolite(アイオライト)」の編集長が、今話題のトピックと最前線を追います。

迫る待望の瞬間 ビットコインの現物ETF承認が与える内外への衝撃
近くビットコイン現物ETFの承認
暗号資産業界にとって待望の瞬間が訪れようとしている。
多くの市場参加者が固唾を飲んで見守ってきたビットコイン現物ETFの承認に向けカウントダウンが始まった。ビットコイン先物ETFの登場から早2年。承認を拒み続けてきたSEC(米証券取引委員会)が、ついに内外の圧力に屈する。
本稿では改めてビットコインの現物ETFと先物ETFの違いや、SECが承認を却下し続けてきた理由及び風向きが変わった背景、そして今後のスケジュール及び承認の意義等について網羅的に触れていく。

果たしてメタバースは終わったのか? メタバースが描いた理想と現実
—はじめに
2021年後半から注目を集めたメタバース。その概念は多様で、大きく3つに分類できるという。VR・SNS派「VRChat」「Meta」、NFT派「The Sandbox」「Decentraland」3DCG派「EpicGames」「Unity」の3つだ。
今までは、これらいくつかの違ったジャンルがまとめてメタバースと捉えられ、一部の不完全な要素を突かれたりもしていた。
しかし2022年後半、EpicGames社が開発を行うFortniteがオープン化するのではないかと噂が立ち、2023年3月に「クリエイティブ2.0」として事実上オープン化が実装された。Fortniteのオープン化は、三つ巴の覇権争いの大きな節目となった。
◉「編集長Focus」
次世代テクノロジーや金融・経済のトピックを題材とするビジネス誌、「Iolite(アイオライト)」の編集長が、今話題のトピックと最前線を追います。

暗号資産大国“ジパング”の復権なるか カギとなるレバレッジ改正
ビットコインのレバレッジ取引トップであった日本
暗号資産の世界で、かつて日本が覇権を握っていたといっても今ではなかなかイメージが湧かないかもしれない。だが、確実に“黄金の国ジパング”がそこには存在していた。

全銀システム復旧するも、送金障害をきっかけにあらたな構図が強く迫られる
10月10日、金融機関同士の資金のやり取りを担うシステム・全銀ネット(全国銀行資金決済ネットワーク)に不具合が発生し、一部の金融機関で振り込みが遅れ、およそ500万件以上の取引に影響が及んだ。
システムの不具合が生じた日が、商取引の件数が多いとされる「ごとうび(五十日)」だったことも、多くの取引に影響が出た要因の1つとされている。12日の午前には正常に稼働していることが確認され、現在は復旧されたようだ。
◉「編集長Focus」
次世代テクノロジーや金融・経済のトピックを題材とするビジネス誌、「Iolite(アイオライト)」の編集長が、今話題のトピックと最前線を追います。
“IDOL3.0 PROJECT”は日本のWeb3.0発展に寄与する偶像となり得るか——
AKB48や乃木坂46など、国民的アイドルを数多く輩出してきた秋元康氏がプロデュースすることで知られる「IDOL3.0 PROJECT」。
そのプロジェクト概要を改めて解説するほか、取材を通じてみえてきたWeb3.0プロジェクトとしての真価を紐解いていく。